ゴールデンウィークを目前に控え、お出掛けするのには最適な季節がやってきました。そんな中、オススメなのは藤枝市民の憩いの場所である中山間エリア「瀬戸谷地区」。川遊びやキャンプ、ハイキングなど手軽に自然体験ができるだけでなく、そこでしか観ることのできない里山の風景に心が癒されます。今回はその魅力と今後の展開をご紹介します。
美しい景観と拠点施設から魅力を発信
藤枝市の約7割を占める中山間エリアでは、豊かな自然に恵まれた美しい景観が広がり、農林業の場としてお茶やミカン、しいたけなどが生産されています。こうした環境を活かした拠点が各エリアに立地し、食文化の創出や芸術・余暇・スポーツ活動などが展開され、また、観光・レジャースポット、地域住民の雇用場でもあり、拠り所となっています。さらに、中山間エリアでありながら、中心市街地から20分程度でアクセスが可能であることから、豊富な地域資源を活かし、農山村と都市住民の交流による賑わいと活力ある地域づくりが進められています。
藤枝市の中山間エリアは瀬戸谷、稲葉、葉梨、朝比奈の4地区。このうち瀬戸谷地区には、「おれっぷ大久保」「スポーツパル高根の郷」「ティーテラス市之瀬」「市之瀬交流ヴィレッジおかえり」「びく石山静かな夜のキャンプ場」 「陶芸センター」「瀬戸谷温泉ゆらく」「キッチンせとや」など魅力ある施設がいっぱいあります。
「ふじえだ陶芸村構想」とは?
藤枝市では、人口減少や少子高齢化といった社会的課題に対応し、持続可能な中山間地域の形成を目指すプロジェクト「ふじえだ陶芸村構想」に取り組んでいます。
工芸や芸術といった側面のみならず、食や観光、教育など、多彩なコンテンツと結びつき、新たな「コト」を生み出していくことができる「陶芸」の可能性に着目。「歴史的・伝統的な産地ではないからこそ、自由で多様性のある”新しい陶芸のあり方”を打ち出すことができる」という考えのもと、中山間エリアの豊かな地域資源を活かしながら、陶芸を起点とした「新しい仕事づくり」「関係人口・交流人口の創出」「コトを起こす人が集まる場づくり」という「3本柱の取組」を進めていきます。
こうしたふじえだ陶芸村構想を推進す拠点施設として、藤枝市では現在、瀬戸谷温泉ゆらくの隣接地に「新陶芸センター」と「道の駅」の整備を進めています。今後、この拠点を中心に、ふじえだ陶芸村構想に基づくさまざまな事業やイベントが展開されていきます。