地域を盛り上げる この人どんな人?

【地域と子どもたちを繋げたい】

横溝 恵 さん(藤枝市地域おこし協力隊)

▶自己紹介

出身地は、岐阜県各務原市。

静岡大学を卒業後、静岡県内の企業で営業として勤務。3年間、特別支援学校や小学校、プログラミング教室にて教員として教育現場に携わる。

子どもたちの行動、思考を楽しみながら学びの場や体験の場を作っています。

瀬戸谷にて「藤枝みんなのミライ楽校」という認可外の小学校向け学び舎や、蓮華寺池の近くで「ステモン」というプログラミング教室を開いております。

 

 

今度の抱負・任期後の目標

多くの人に、中山間地域の魅力を発信するため、山間部の自然を活用したイベントを開催し、その様子をSNSなどで発信していきたいと思います。

任期中~任期後は自身も中山間地域の魅力の一部になるべく、子どもたち、地域の方々と新たな選択肢となる教育の形を作っていきます。その中で移住・定住に係る地域の課題解決のための事業を考えていきたいです。

 

▶活動計画

中山間地域の自然を利用し、得意を持った大人たちから学べる、幼児や小学生を対象とした体験イベントを月に1回開催。ここでは親子で参加いただき、自然の中で感覚が解放される子どもの姿を通して中山間地域の魅力を感じていただきます。

また、地域とのつながりを広げていき、関係を深める事で空き家発掘につなげていきたい。

 

▶活動内容

「月イチ楽校」として中山間地域の自然の中で、幼児や小学生を対象とした楽しい学びの体験イベントを月に1回開催しています。このイベントでは子どもの学ぶ姿を通して子どもも大人も学べる活動を行っています。

この月イチ楽校や、教育活動を通して地域の方と繋がりを作っています。

また、Instagramアカウント「里山巡り」にて、中山間地域のイベントを、子育て世代を対象に発信しています。

 

▶活動報告

月イチ楽校のイベント参加者からは「藤枝にこんな素敵な場所があったんだ~」と、中山間地域の魅力を感じていただき、子どもも大人も里山を楽しめる環境を作っています。地域のかた向けに月イチ楽校便りを発行。

地元の方からの声として、「使ってない家があり、移住を希望する方もいるけど、空き家バンクの登録が少ないことがある」ということを知る。

 

【取材後記】

子ども向けの体験イベント「月イチ楽校」を瀬戸谷地区で何回か開催していた横溝恵さんは、地域の人たちの笑顔と温かさに触れ、次第に「この地域でこの人たちと一緒に何かできないか?」と考えるようになった。そんな時、地域おこし協力隊の制度を知り、すぐに応募した。

午前中はご主人と立ち上げた許可外小学生向け学び舎「藤枝みんなのミライ楽校」をサポートし、隊員としての活動である「移住・定住」を進めるための打ち合わせやイベントは主に午後や土日になるという。また、休日には家族で近隣施設に出掛け、自身が楽しむことも忘れない。「自然の中で地域の人と子どもたちを繋げたい」と語る彼女の中では生き方すべてが一つのストーリーになっていると感じた。そのためにもまずは自分自身が行動し、地域に受け入れてもらうことが重要であることがわかっているのだろう。

藤枝市にとって重要なテーマのひとつである「移住・定住の促進」を多くの地方都市の中から子どもの教育のために藤枝市を選んでもらうという「教育移住」を切り口に実践している横溝さんから今後も目が離せない。

PICK UP!!