地域おこし協力隊ってどんな人たち?
「地域おこし協力隊」とは、人口減少や高齢化が進む地域において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図ることで、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした国の制度です。隊員はおおむね1年以上3年以下の期間、地方自治体の委嘱を受け、地域で生活しながら様々な活動に取り組みます。
このコーナーでは、地域おこし協力隊の皆さまとオススメのお店を順次ご紹介していきます。
横溝 恵 さん 【地域と子どもたちを繋げたい】
子ども向けの体験イベント「月イチ楽校」を瀬戸谷地区で何回か開催していた横溝恵さんは、地域の人たちの笑顔と温かさに触れ、次第に「この地域でこの人たちと一緒に何かできないか?」と考えるようになった。そんな時、地域おこし協力隊の制度を知り、すぐに応募した。
午前中はご主人と立ち上げた許可外小学生向け学び舎「藤枝みんなのミライ楽校」をサポートし、隊員としての活動である「移住・定住」を進めるための打ち合わせやイベントは主に午後や土日になるという。また、休日には家族で近隣施設に出掛け、自身が楽しむことも忘れない。「自然の中で地域の人と子どもたちを繋げたい」と語る彼女の中では生き方すべてが一つのストーリーになっていると感じた。そのためにもまずは自分自身が行動し、地域に受け入れてもらうことが重要であることがわかっているのだろう。
藤枝市にとって重要なテーマのひとつである「移住・定住の促進」を多くの地方都市の中から子どもの教育のために藤枝市を選んでもらうという「教育移住」を切り口に実践している横溝さんから今後も目が離せない。